2010年12月4日土曜日

続・「学術スキル」なるもの

「学術スキル」なるもの(2010年5月8日)の続き。

最近、この問題は自分が大学院生であるうちに整理しておきたいと強く思うようになった。今まさにその必要性を感じているということもあるが、それ以上に、大学に院生として所属しているという立場をもっと有効に利用したいと思うようになったからである。できれば研究室メンバー、同級生などとも問題意識を共有して、将来研究者になるために大学院生時代に身につけるべき「もの」についてもっと考えを深めていきたい。

そこで、ひとまず関連する日本語の文献を調べようと思い立つ。キーワードを「スタディスキル」として、アマゾンのデータベースを利用して検索。そこから芋づる。

●天野明弘、太田勲、野津隆志(編)『スタディ・スキル入門―大学でしっかりと学ぶために』(有斐閣ブックス)、有斐閣、2008年.
●佐藤智明、矢島彰、谷口裕亮、安保克也(編)『大学 学びのことはじめ―初年次セミナーワークブック』ナカニシヤ出版、2008年.
●学習技術研究会『知へのステップ[改訂版]』 くろしお出版、2006年.
●佐藤望、横山千晶、湯川武、近藤明彦『アカデミック・スキルズ―大学生のための知的技法入門』慶應義塾大学出版会、2006年.
●北尾謙治、石川有香、西納春雄、実松克義、早坂慶子『広げる知の世界―大学でのまなびのレッスン』ひつじ書房、2005年.
●Kathryn L. Allen(著)『スタディスキルズ―卒研・卒論から博士論文まで、研究生活サバイバルガイド』伊藤俊洋、黒澤麻美、伊藤佑子、吉田朱美(翻訳)、丸善、2005年.

調べてみると初学者向けのものが多い。「初年次教育」や「フレッシュマン」というキーワードも散見される。比較的近年いろいろな本がでているようだ。大学院生向けのものは見当たらなかった。

…と書きながら、大学院生向けの本が出るとすれば、それは悲しむべきことなのかもしれないとも思った。でも、これまで明示化されてきていないことに焦点をあてる意義はあるはず。

1 件のコメント:

  1. 「初年次」や「フレッシュマン」という言葉は聞いたことがある。というか、わたしの属する大学ではすでに制度化されているはず。でも、このような話はあまり聞いた記憶がない。今はやりかたが変わっているのだろうか?

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