2013年4月30日火曜日

【教育】改訂版「心のノート」を生かした道徳教育の展開

【教育】改訂版「心のノート」を生かした道徳教育の展開

文部科学省新着情報メール配信サービス(2013年4月30日・火)より。

ん?なぜ今??
まだ議論の最中では??

…!

なるほど。
改訂版の「心のノート」、ではなく、『「心のノート」を生かした道徳教育の展開』の改訂版ということみたいです。少しややこしいタイトルですな…。以下のリンクから、すべてダウンロードできます。

改訂版「心のノート」を生かした道徳教育の展開
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/doutoku/detail/1332340.htm

参考)
『心のノート』/『こころのノート』 初版、2002(平成14)年4月配布(要確認)
『心のノート』/『こころのノート』 改訂版、2009(平成21)年4月配布(要確認)

『「心のノート」を生かした道徳教育の展開』 初版、2003(平成15)年7月
『「心のノート」を生かした道徳教育の展開』 改訂版、2013(平成25)年3月

ちょうど10年。

2013年4月24日水曜日

松下良平『道徳教育はホントに道徳的か?』

松下良平『道徳教育はホントに道徳的か?: 「生きづらさ」の背景を探る』日本図書センター、2011年.

こつこつ読解中。
平易な語り口で著者の主張がまとめられており、読みやすい。かつ、挿絵がよい。

本書のタイトルの通り、これまで学校で行われてきた道徳教育のあり方に再考を促すもの。やみくもに反対するでもなく、賛成するでもなく、道徳教育について考える際のいくつかの視点を提示している。

興味深いのは、利己主義と利他主義の共犯関係の指摘と、共同体道徳と市場モラルを区別する必要があるという主張。

2013年4月22日月曜日

シンポジウム「2013 外国人の人権はいま」

シンポジウム「2013 外国人の人権はいま」
2013年4月20日(土)14時~17時@東京

配布資料:
『日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書 2013年』

2012年7月に施行された改訂入管法等をめぐる報告が中心であったが、その他にも、東日本大震災、子どもの教育、国籍、戦争責任、ヘイト・クライム、人権に関する国際動向等、「外国人の人権」に関する幅広いトピックが網羅されていた。

一つ一つの報告に十分な時間が割けない点が残念だったが、現在の日本において「外国人」の方々が直面している状況を理解するのにとてもよい機会となった。

●外国籍の子どもの教育は「恩恵」としかみなされていない。それは、憲法26条において教育を受ける権利が「国民」に限定されていることに起因している。しかし一方で、憲法30条において納税の義務を負うのは「国民」だとされているが、実際は「国民」以外も納税をしている、とのこと。なるほど。このような非対称性が意識されないところに問題があるのだろう。法律は恣意的に解釈・運用されうるということ。

●国籍に関しては2つの主張がなされていた。一つは、国籍によって差別されないこと、もう一つは、権利として国籍を認めることである。発表された方もおっしゃっていたが、この2つの主張は方向性が異なっている。しかし、矛盾はしていない。「日本国籍」のもつ意味が異なるレベルで問われているということだと思う。この点については、自分でもう少し整理したい。

●ヘイト・スピーチに関する報告があったが、このような言葉が自分に向けられることを想像するだけで恐ろしいと思った。「日本政府は、憲法21条の表現の自由をタテに、ヘイト・クライム法の制定を拒否している」(p. 61)という。自分の存在が脅かされる中で、自由な発言などできるだろうか。「『マイノリティの表現の自由』」を守るためにも、差別と迫害のヘイト・クライムを処罰するべきである」(同上)という主張には同意。声の大きい人の言うことだけがまかり通るような社会にはなってほしくない。

●最後の質問でも出されていたが、「国民/外国人」という枠組みには限界があるのではないかと思った。「居住者」という視点をどう活用していくかが、今後の課題だろう。その際に、人権との兼ね合いはどうなるのか?要検討。

2013年4月11日木曜日

【審議会情報】道徳教育の充実に関する懇談会(第1回)

【審議会情報】道徳教育の充実に関する懇談会(第1回)

第1回会合(平成25年4月4日)の配布資料が公開されました。
たくさんありますね…。

配布資料(第1回)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/096/shiryo/1333167.htm

議題:
1.座長の選任等について
2.道徳教育の現状と課題について
3.「心のノート」の改訂方針について
4.その他

「教科化」という言葉は表には出てこず。
「心のノート」の改訂が今後の主題となる様子。