2010年12月15日水曜日

ならう

今日とある講演を聞いていて「ならう」ということが鍵になるのではないか、と思った。ある制度あるいは組織に属することの意味を考えていたら、この言葉に思いいたった。「教える―学ぶ」という関係性については言及されるが「ならう」という言葉は最近あまり聞かない(もしくはそういう環境にいる)。

テーマはe-learning。IT環境の中での学習と既存の制度や組織の中での学習は何が違うのだろうか。単純に言うと組織や制度に巻き込まれない、もしくはその程度が異なっているということがある。つまりは、周りの人との関係性の複雑さが大きく異なっている(と予測される)。さらには、制度や組織の中で実践されている(暗黙の)「慣習」に浸ることがないということもある。(それはe-learningでは別様に制度化されているということなのかもしれない。)

これは「隠れたカリキュラム」や「正統的周辺参加」という言葉で言いあらわされてきたことなのかもしれない。「ならう」(習う/倣う)ということについても考えていきたいと思う今日この頃。

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