2011年5月17日火曜日

アンソニー・ギデンズ『社会学の新しい方法規準』

アンソニー・ギデンズ『社会学の新しい方法規準[第二版]――理解社会学の共感的批判』松尾精文、藤井達也、小幡正敏訳、而立書房、2000年.

まえがき(pp.7-9.)/第二版への序論(pp.11-34.)/第一版への序論(pp.35-52.)

引用:
・「人ひとりの『毎日の実践』は、どのようにして社会システムの構造特性の再生媒体となりうるのか。」(p.22)
・「グローバル化が進展するシステムの再生産なり変容は、あらゆる種類の日々の意思決定や行いと関係している。」(p.23.)

コメント:
・「毎日の実践」と社会システムに関係があるとして、それは具体的にどのようなかたちで結びついているのだろうか。例えば、政策決定過程においては、それがどのように反映されることになるのだろうか。また、人びとは(わたしも含め)このことに対してどれほど自覚的になれるのだろうか。
・これだけ読むだけでもかなりの時間がかかった。登場人物も多く、検討対象の範囲も幅広い。博識。

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