2011年5月17日火曜日

内田隆三『社会学を学ぶ』

内田隆三『社会学を学ぶ』(ちくま新書)筑摩書房、2005年.

序章 社会学を学ぶ人のために(pp.7-29.)

引用:
・「本質的なことが大切だ」(pp.10-11.)
・「大切なのは、自分の記述はこういう仕方で理論的で、実証的であると説明することだろう。」(p.16)
・「現象学と構造主義は近代の知のもっとも先鋭的な不安の形象である。」(p.24)

コメント:
・そういえば、「いったい何が問題なのか?」といつも研究室の先輩から問いかけられていた。「本質的なことが大切だ」という考え方は、この問いかけと意味するところは同じだと思う。それを頭が痛くなるほど考え詰めていくと、「無駄なものを削ぎ落と」(p.10)すという作業にならざるを得ない。それは、自分の中にあるあやふやな形をした思考や感情に、言葉を与えるプロセスであるともいえるかもしれない。

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