駒崎弘樹『働き方革命――あなたが今日から日本を変える方法』筑摩書房(ちくま新書)、2009年.
つれづれなるコメント:
・大人は大人であることを楽しんでいるのだろうか。同じように、教師は教師であることを楽しんでいるのだろうか。今の社会を生きている人びとが充実した人生を送れなければ、その姿をみて育つ子どもがわくわくするような未来を想像できるとは思えない。
・多元的な参加ということについて漠然と考えているが、そのためには著者のいう「可処分時間」(p.154)がもっと増大することが必要だろう。仕事を通じての社会参加のみが重要なわけではない。地域社会、家族などそれぞれのコミュニティへの積極的な参加も同じくらい重要である。もちろん、そのためのシステムも必要だが、それを望ましいと思う意識が何よりも必要だろう。
・学校現場で働く人たちの可処分「時間」を増やしたい!教師は教師のみやっているわけではない。地域社会では一人の住民として、家庭内ではその一員としてさまざまな側面で社会と関わっている。
・家庭内はプライベートな閉じた空間ではない。その中に社会を取り込めるし、社会とかかわる空間にできる。家族を大事にすることが「私的な」ことなのではなく、そこから社会へとかかわっていくための重要な窓口になる。
・「自己イメージが、わたしたちの行動を規定する」(pp.52-53.)には納得。わたしも自分をネガティブ人間だと自己規定してきた節がある。失敗や最悪のケースを予期し、それが本当になっても傷つかないように自分自身をかくまってきた。
・どういう社会をつくるのか、という社会に対するイメージをもつことは自己イメージと同じくらい重要だと思う。その社会というのは「国・政治」に還元されるものではなく、「家族・友人・すぐそばの他者の連なり」(p.193)というところからイメージすることも重要。国はひとつの機構であって、それに関心をもって十分に動かせる人がいないとどうにもならない。
・わたしにとって仕事で自己実現するとはどういうことを意味するだろうか。それが「競争」や「効率」に飲み込まれてしまわないように、ビジョンをしっかりと持っておく必要があるだろう。そのひとつとして著者のいうように「働く」ことのイメージを変えることが重要。
・久しぶりに会う人にはついつい「忙しい?」と聞いてしまうし、自分も聞かれる。そうすると「忙しい方がいいのかもしれない」と思ってしまう。もちろん仕事はある。けれども、それを「忙しい」と形容することは避けよう。
メモ:
・今回の大震災で感じたのは「動けない」自分がいること。時間の問題、資源の問題、言い訳ならいくらでもつけられるだろう。募金はしたので、それでいいのかもしれない。でも、歯がゆさがある。もっと、何か、できるのではないか。身の回りにはいろいろな資源があるのに、それを使いこなせていないだけなのではないだろうか。反省。
2011年8月9日火曜日
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