2011年8月8日月曜日

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』②

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波書店(岩波文庫)、1982年(初版:新潮社、1937年).

・本当の発見について
「本当に人類の役に立ち、万人から尊敬されるだけの発見というものは、どんなものか、ということだ。それは、ただ君が初めて知ったというだけでなく、君がそれを知ったということが、同時に、人類が初めてそれを知ったという意味を持つものではなくてはならないんだ。」(p.94)

・学問について
「出来るだけ広い経験を、それぞれの方面から、矛盾のないようにまとめあげていったものが、学問というものなんだ。だから、いろいろな学問は、人類の今までの経験を一まとめにしたものといっていい。」(pp.94-95.)

・再び、発見について
「偉大な発見がしたかったら、いまの君は、何よりもまず、もりもり勉強して、今日の学問の頂上にのぼり切ってしまう必要がある。そして、その頂上で仕事をするんだ。」(p.95)

コメント:
自然科学と社会科学(人文科学も?)では「発見」についてのとらえ方が違うのではないかと思う。この見解は、自然科学にのみ当てはまる?どのような意味で「人類が初めてそれを知った」といえるのか。今までの先行研究を踏まえるのはもちろんだが、埋もれてしまった、といえる研究もあるのではないか。見極められるものならば、頂上で、仕事がしたいとも思う。そのためには「もりもり」研究しなければ。

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