2011年8月4日木曜日

吉本隆明『真贋』

吉本隆明『真贋』講談社(講談社文庫)、2011年.

・人間として
「具体的に言えば、役目や役職では上下があるのは当然としても、その上下はあくまでも仕事上のものであって、人間としては対等であるという意識が身についていないのではないでしょうか。」(pp.129-30.)

・人を見る目
「人を見る上でもっと〔も〕大事なことを挙げるとすれば、それはその人が何を志しているか、何を目指しているかといった、その人の生きることのモチーフがどこにあるかということのほうだといえる気がします。」(p.135、〔〕内引用者)

・もう一歩が踏み出せない…
「自分にとって真に重要なことは何なんだと突きつけられたら、僕ならこう答えるでしょう。その時代時代で、みんなが重要だと思っていることを少し自分のほうに引き寄せてみたときに、自分に足りないものがあって行き得なかったり、行こうと思えば行けるのに気持ちがどうしても乗らなかったりする、その理由を考えることだ、と。」(p.201)

・いいことはみんな知っている
「いいことをいいといったところで無駄だということです。それは歴史が何回も証明してきました。いいか悪いかではなく、考え方の筋道を深く追わなければ、問題の本質が見えてきません。考え方の微細な筋道をたどっていかないと、解決の糸口を見失ってしまうでしょう。」(p.251.)

メモ:
よしもとばななさんって、吉本さんの娘だったのかー…知らなかった(>_<)
書籍部でみかけて衝動買い。久しぶりの一気読み。

[8/8―一部修正]

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